各国の対応による差

コロナウィルスへの各国の対応による差を見てみた。

世界の死者数の26%を占めるアメリカ。
ご存知のように、暖かくなれば自然に収まるとお気軽な初動でえらい事になってます。

それに対して、素早く外国人の入国を止めて厳しい制限をかけたシンガポールは、日本と比べると人口も少なく国土も狭いので制限しやすかったとはいえ、アプリを活用するなどして徹底的に感染状態の把握をして死者数12人に抑えているのは凄いですね。

韓国も、前回のSARSの経験を生かして、素早く軽症者の収容施設を準備して徹底的に検査を実施して対応して、現在は感染者数も1桁にした政府の対応は見事でした。

一方、スウェーデンの対応は特徴的です。
ほぼ強制はせず個人の判断に任せるという対応をして感染者も死者も多数出ていますが、それは国民が選択して事だと。
これはこれで、国民が納得しているので有りなのかもしれません。
逆に第2波以降のダメージが少ないのかもしれません。

日本は、死者数372人と人口から見ると、現在のところはよく抑えている方ではないのでしょうか。
ここ数日は、感染者の伸びも少し鈍化してきたようですが、まだ1日の感染者数が回復者数を大きく上まっているので、医療崩壊の危険性は高いのでしょう。

 

1波の感染者が多いと、2波以降の感染者が少なくなると言う話が最近出てきました。
まぁ、考えれば抗体を持つ人間が多くなるので当たり前なのですが。
しかし、ここ重要で6割から7割の人が抗体を持てば収束に向かうし、爆発的な拡大もしないということ。

一番下の年齢別の死亡率表は中国のデータですがイタリアも同じような率と言うことなので大きくは間違っていないとすると、第2波の対応が見えてくる気がします。
抗体検査の可否とか言ってなくても、例えば60歳以上は出歩くな。通勤をしてもダメ、働かせて感染させた会社は労災法で罰する。
自分で出歩いて感染してもそれは自己責任だから、勝手に死ね(^-^;これは怒られますね。
60歳未満は、普通に動いて早く感染しろ。(50代の1.4%が微妙な数字ですが)
その代わり60歳以上の者と接触するな。
という対策ができれば、死者を抑えながら経済もある程度回せるんじゃないでしょうか。

 

これまで、日本は新型インフルエンザで少し騒ぎがありましたがこれほどの感染症もなく、現在のところ医療現場の頑張りで死者数は抑えていますが、政府は後手後手で全く現状を見ていない不十分な対応が目立ちます。
今回の事は、今後起こる色々な危機への対応で教訓にしないといけません。
なにより、現状を正確に把握して冷静に判断し、強いリーダーシップをもって実行できるトップを選んでおくこと。
そしてブレーンには、その分野のスペシャリストを揃えておくこと。
間違っても、マスク2枚ずつ配れば国民は安心するなんて戯言を言い出す人間を選任するリーダーを選ばないこと。
国民一人一人が、余りにも平和ボケしていたと思います。

 

次の選挙は、ちゃんと選びましょうね。

 

(4/26現在)

国名

人口(千人)2019年推計

感染者数

回復者数

死亡者数

日本

126,860

13,424

2,815

372

アメリカ合衆国

332,382

963,168

106,518

54,614

スウェーデン

10,036

18,640

1,005

2,194

シンガポール

5,804

13,624

1,060

12

韓国

51,225

10,728

8,717

242

世界

7,713,468

2,964,543

862,859

206,055

 

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