ディレラーのトラブル時に、RS81ホイールに少し違和感を感じたのでハブのメンテナンスをしてみました。
このホイールは、
リムとスポーク デュラエース
ハブ アルテグラ
アルミのカーボンラミネート
8S~11S対応
です。
価格も当時C35で実売10万円切りだったので、大変コスパがいいホイールだってのですが、廃盤になってしまいました。
これ買ったのは三船雅彦さんが、ブルべで使うのにコスパがいいとお薦めだったからです。
いつ頃買ったんだったっけ?もう3年以上は履いてるよな。
メンテナンスは、2019年の夏にやってもらった以来なので、2年半くらいしていませんね。
で、まずハブの消耗部品を調達。
前後Assyで購入。②のセットです。
セットにシールだけ点いていませんので、交換時には曲げてしまわない様にお気を付けて。
では、リアのメンテ。
スプロケを取り外します。
両側からアーレンキーでアクスルを緩め、フリーホイールと逆側のロックナットを取り外し。
ドライバーを取り外し用の穴に差し込んで、ダストカバーを取り外し。
ワッシャを取り外し。
ピヨンと出ている方が外側。
玉押し保持座間を取り外し。手で抜けます。
取付位置は、ロッドのフラットになった部分と樹脂のフラット部分を合わせるようになってます。
玉押しを取り外し。
少し締め付けが緩めで、中が水っぽい感じ。
これで、フリー側からロッドが抜けます。
両側にシールが入っているので、取り外します。
Assyの中には、シールは入っておらず再利用しないといけなので、曲げない様に慎重に取り外さないといけません。
きっちり入っていて手では外せないと思いますので、なるべく面積の大きいマイナスドライバーで作業した方がいいですね。
リアは、左右のシールが違うのでどちら側かと裏表を確認しておきます。
私の場合は、覚えられないのでノートパソコンとか分解する時も、その都度スマホで写真を撮りながら分解する様にしています。
フリーホイール側のベアリングは、ボールが直接入っているだけなので、再利用する場合はコロコロ転がって行かない様に気を付けないといけません。
1個落っこちました。ボールは13個だと思います。
ロッドに残っているグリスが黄緑だったので、前回のメンテで使われたのはデュラグリスだと思いますがかなり黒くなっていますね。
磁気付のドライバーとか、磁石があると取り出しやすいです。
反対側のベアリングは、リテナーです。
これで、分解は終了。
ベアリングもロッドなども洗浄しましたが、まだ綺麗で十分再利用可能な感じです。
写真はフロントホイールのものです。
ベアリングが左右ともリテナーなのと、シールも左右同じです。
せっかく部品を購入したので、新品を組付けていきます。
まず、グリスをたっぷり入れます。
デュラグリスは、少し粘土が高いので回りを気にする方は、フィニッシュラインのセラミックグリスなどを入れられる方も多いみたいですが、私の場合はタイムレースもしないし耐久性重視でデュラグリスを使います。
Shimanoの指定は、デュラグリスです。
ベアリングを並べて、上からもグリス。
パーツを組付けていきますが、玉押しの調整が問題です。
手で締め付けていきますが、締めすぎると回りが悪くなるので、ガタが無くなるギリギリの位置がベストです。
リムに耳を当ててガタの音を聞きながら、何度も締めたり緩めたりしながら位置決め。
いいのか半信半疑ですが、少し乗ってから再度外して確認してみる事に。
あとは外した逆に組付けるだけです。
ロッドの締め付けトルクは、15~17N.mです。
スプロケも綺麗に洗浄して組付け。
文字が入っている方が表
スペーサーを忘れない
を注意すれば、スプロケとフリーの凹凸を合わせて順番に入れいくだけです。
締め付けは、30~50N.mの様ですが、トルクレンチが使えないので適当です(^-^;
フロントも、同じ様に作業しておしまい。
乗って確認をしてみたいと思います。