呼吸

先日、知り合いとサウナに入りながら、「直ぐに呼吸が上がってしまうねぇ」という話をしていました。

瞬発的な運動時には歳と共に仕方がない事ですが、健康を維持したり疲れを早く回復させるために日頃から心がけている事があるので少しご紹介。

もう20年以上続けていることなのですが、毎年9月から11月まで夏で緩んだ体を引き締める(外見的にではなく(;一_一))のと、風邪をひかないために朝起きて水浴びと乾布摩擦をしています。

で、水浴びの前に少し体を起こすために呼吸運動をします。

息吹という言葉を聞いたことが有るでしょうか?
私もどんな武道から始まったのか詳しくは知らりませんが、空手に三戦(サンチン)という前左右の敵を想定したゆっくりとした動作中心の基本型があります。
これを指導していただいた時に呼吸も教わったのですが、普通の腹式呼吸とは腹の動きが逆になります。(師範の方々、理解不足な点がありましたら申し訳ありません)
腹式呼吸は、吐いた時に凹み吸う時に膨らみます。息吹は逆で、下腹部に力を入れて吐いた時に下腹が膨らみ吸った時に凹みます。

ここからは、私の自己流です。
風呂場で裸になって、手は吐くときに両手を前に突き出し吸う時に腰までしっかり引きます。
肩甲骨の動きを感じながら、しっかり動かしてください。
拳を握って左右の交互の突きでもいいのですが、両手同時の方が突き出した時に肩甲骨が伸びて気持ちいいので、カメハメハの要領でやってます。
動作も呼吸も極力ゆっくり。息はこれでもかというくらいに全て吐ききります。
吸い切ったら少し止めて、吸った空気を丹田へストンと落してから吐きます。

image足は基本立ち(もとだち)です。肩幅くらいに開いて、前後は後足の膝を曲げて前足の踵に付くくらい。
(選手は、動きやすいように後ろ足を外に開いていますが、内に絞った方が鍛錬にはなります)

親指で床をつかむ感じで、吐くときに足の下に布が有ったとしたら前後に破り、吸う時には逆に体の中心へ手繰り寄せるようなイメージで足とお尻を締めます。

 

 

全身を締めるイメージでこの動作を5分ほど続けると、ポカポカしてきます。
(この呼吸法は、いきなり本格的にやると良くないらしいので、やられる方は少しづつ回数を増やしていった方がいいようです。)

このあと、水浴びをすると冷たさにもなんとか耐えられます(^-^;
一昨年までは、始めるのを忘れたとしても2日3日の事だったんですが、去年は不覚にも気付いたのが10月末。健康維持どころか1月末までの苦行となってしまいまいが、やればできるもんですね(^^♪

この呼吸法の腹の使い方は、以前に読んだ体感トレーニングの動きにつながります。
なのでパソコンに疲れた時などにもやってます。違うのは、座ったままで極限まで下腹を動かすために、吐ききった時点で更に少し吸って腹を更に膨らませてを4、5回繰り返し、もう膨らまくなった時点で小刻みに短く吐いて下腹に更に力をいれます。吸う時も同じで、極限まで凹ませてから同じ動作を繰り返します。
これ、結構ききますよ。

体や脳に沢山の酸素を送ることは元気の源ですし、普段は無意識にしている動作を少し変えてやることも体の刺激にまりますので、仕事の合間にでも少しだけ伸びをしながら深呼吸して、ストレスなどで内に小さくなりがちな体を大きく伸ばしてみると気も充実して体も元気になりますよ。