昨日、出先で本屋に寄った時にFUNRIDEの「めざせ! 時速30kmをいつまでも 一生サイクリスト計画」ってタイトルに目が行きパラパラとめくっている中で、「やまめの学校」という名前が目につきました。
そんなに時間が無かったので、帰ってネットで調べていると堂城 賢(タカギ マサル)さんという元MTBのプロ選手が主宰している自転車の乗り方教室ということが分かりました。
で、本が出ていたのでamazonで買ってみました。
先月、名張方面へ走りに行った時に激坂でビューンと立ち漕ぎで抜かして行かれた方が、
「手はハンドルに引っかけておくだけ、あとはなるべく膝を曲げないくらいの感覚で、交互にペダルに体重を載せれば、こんな坂なんもえらくないで~!」
と言われたのをずっと考えていて、理屈はよくわかるんですが・・・。
立ち漕ぎは単純明快で、ハンドルに何も力を掛けないとすると、全ての体重をペダルに乗せられるんですよね。
それをいかに下死点から逆の足へスムーズに体重を載せられるかが、私には問題ですが。
私が現在悩んでいるのは、シッティング状態で体重をペダルに乗せるって感覚が全く分からないんです。
ロードで長い距離を走る前は、自転車って足で漕ぐものだと思っていました。
それがもうちょっと楽に坂を登れないかなとか、平均速度を上げられないかなとか、もっと遠くへ行きたいなとか考え出すと、体重をペダルに乗せて回すってのが凄く大事に思えてくるんですが、凡才の私には体が自然にそう動くってことはありません。
ペダリングは、終わりのない学習だと言われますが、とりあえず入口に立ちたいなと悶々としていた時に、この本と出会ったので長風呂の友として買ってみました。
結構、こういう直観的な出会いって好きでして)^o^(
ちらっと、読んだところではイチローの守備の姿勢っていうのが、少し野球をしたことがありますので「う!」と感じるところです。
読み終わったら、イトウサイクルセンターテーブルライブラリーに置いておきますので、興味のある方は読んでみてください。(伊藤さんに無許可です(^_^;) ゴメンナサイ)
話しはちょっと変わって、このペダリングのことも、昔なら頭で考えずに毎日100km走れって多分言われましたよね。
でも、体の研究も進んでいかに効率よく筋肉を使って結果を出すかを意識して100Km走るのと、やみくもに100Km走るのとでは大きな違いが出てくると思います。
私は、子供が小学生から高校までずっと空手の試合に同行してきましたが、もう少し基本的な体のことについて勉強するべきだったなと、今になって反省しています。
ですので、特に小学生の指導をする場合は、技術よりまず体の使い方、力を効率よく伝えられる体づくりの指導が大事だなと感じています。
例えば、昔は野球のピッチャーが直球を投げる時は、真っ直ぐ腕を振り下ろせと指導されたと思いますが、今は筋肉が最大の力を出すのは捻って戻す瞬間だということが分かってきて、直球でも腕を捻るように指導しているようです。
空手の突きも、当たる瞬間に拳を捻ることで威力が増すのですが、単に腕の捻りだけで突いてもスピードも威力も大した事はありません。
踏み込んだ後ろ足の踏ん張りを、股関節の捻りに変えて体幹を使って肩甲骨へ伝えて突き出す、この動作をより速く行うことでスピードも威力も上がります。
これには、体幹を鍛えたり股関節や肩甲骨の可動域を広げたり、これができる体を作ることがまず重要になってくる訳です。
と、なんかペダリングの話から訳が分からなくなってきましたが、凡人の私は、ちゃんとストレッチして体幹鍛えて頭でも考えないと速くならないというお話しでした。
おしまい。
天祐さん
早速こちらもお邪魔します(笑)
身体の使い方は本当に大事ですね、自分はO脚気味のためペダリングすると膝が外に流れてしまい、過去に何回か膝の外側(腸脛靱帯)を痛め一時期は50kmも走れない状態でした。
ペダリングも色々と調べたりアドバイスを受けたりしてやっていたんですが難しい・・
最近よーやく構造的に膝を外に回すようになっているのを意識で何とかするのは無理という結論に至りまして(笑)スペーサーでカント調整なぞしながらなんとか100kmくらいは走れるようになってきまし・・・。
なんかとりとめのないコメントですいません
つまり、貧脚なうえに壊れかけなので、ご一緒いただいた時はお手柔らかにお願いします。というお願いでした(笑)
こんにちは
tenyuさん説明上手いですね。
闇雲、我武者羅でやってきて
上手く説明出来なくて鉄拳制裁って指導者が
多いですよね。
納得してトレーニングすることは
結果に差がでますから。
また、イトウサイクル図書室で拝読させてもらいます。
TOSHIKAZU ISHIBASHIさん
いらっしゃいませ!
ペダリングでこんなに考えるとは思ってもみませんでした。
膝を痛める方は多いみたいですね。
痛い部分があると、走る気力も無くなってしまいますよね。
私も一番最初にビンディングに替えた時、雑誌を見て足が内側に来るようにクリートを填めたのですが、自分は太ももの筋肉を内に捻った方が上下運動をスムーズにできる体なので、これは違うなと外側に行く様にして膝を内に捻るセツティングにしました。
今のところ膝は大丈夫ですが、またフォームで変わっていくんでしょうね。
お大事にしつつ、引っ張ってください(^○^)/
MATさん
こんにちは
そうですよね。
子供でも理解して納得してやることって、大事ですよね。
放っておいても、自分で練習ができる様になりますね。
最近、本を読んでると風呂でも寝ちゃいますので(^^;来週くらいには持っていけると思います。
自分も少林寺拳法をやっていたころはあれこれ教えてもらってももう若くないので頭では理解したつもりでも体がその通りに動かなくて全然うまくなりませんでした。
やっぱ子供たちは飲み込みが早いですよね〜。だから子供の頃にきちんと基礎と理論を理解させるのは大事ですね。
自転車も、先日いただいた本を読んでから色々気をつけていますが、やっぱりラクな方に流されるので気づくとなんとなーく乗ってます(^^;)
200km、300km程度ならなんとなくで行けたんでしょうが、この先PBPを目指すとなるともうちょっとまじめにやらんといけないですね〜。
ゆあんこさん
そうなんです。
疲れると、フォームなどどうでも良くなっちゃうんですよね。
正しいフォームが、楽な姿勢に体を改造しないといけないんでしょうねぇ。
やっぱり、PBP狙ってたんですね。
まだ、半年以上残ってますから(^O^)v
通りすがりのものですが、ペダリング、肩甲骨で検索してヒットし、気になることがあるのでコメントさせて頂きます。記載の中で「踏み込んだ後ろ足の踏ん張りを、股関節の捻りに変えて体幹を使って肩甲骨へ伝えて突き出す、この動作をより速く行うことでスピードも威力も上がります。これには、体幹を鍛えたり股関節や肩甲骨の可動域を広げたり、これができる体を作ることがまず重要になってくる訳です。」この言葉に感銘いたしました。当方のペダリングにおいては「背筋を使って肩甲骨を回転させ、体幹(腹筋)で伝えてペダルに連動」させることが出来ます。このときは肩甲骨から下の筋肉で特に腹筋をしっかり入れ、その他の筋肉はちから抜いておかないと脚やひざやお尻にちからが入り、かえってペダルへのちからの伝わりが悪く、回転数が下がりスピ-ドダウンしていまいます。よって、このペダリングでは背筋の力で出力が決まるため限界がありました。ところが「踏み込んだ後ろ足の踏ん張りを、股関節の捻りに変えて」の一言がヒントとなりそうです。要はこの逆を行えば背筋だけの限界を超えることが可能と思われます。有難うございます。これからも頑張ってくだされば幸いです。
六丁峠さん
はじめまして
お立ち寄り、コメントありがとうございます。
ロードに乗り始めて1年9か月になりますが、走っている時もずっとペダリングの試行錯誤をしているような状態です。
難しいですねぇ。
何時になったら自分のペダリングを見つけられるんでしょう。
また、機会が有りましたらご指導ください。
ご無沙汰しています。六丁峠です。ヒント有難うございました。ようやく「これだ」と思う感触を得ることができました。やはり力というのは発生源と伝達経路できまるものですね。「私が現在悩んでいるのは、シッティング状態で体重をペダルに乗せるって感覚が全く分からないんです。」は大概の方が悩むことで、この感覚をつかむのに3ヵ月の間かかりました。ダンシングが片方づつのペダルに体重を乗せるのですがやはり「踏み込んだ後ろ足の踏ん張りを、股関節の捻りに変えて体幹を使って肩甲骨へ伝えて突き出す」です。踏み込む足の反対側の感覚が重要で、踏み込みというよりもペダルにさわる感触です。体のひねりを使ってペダルを回転させるいかに効率よくバイクを前に進ませるかを教えて頂くヒント有難うございました。
六丁峠さん
明けましておめでとうございます。
返信が遅くなりました。
自分はまだまだその域に達しない事で、お役に立てたみたいで何よりです。
少し、立ち漕ぎもできるようになってきましたが、まだ引き足が強く、力まずスームースに回せている感じではないです。
今年は正月からブルベに行ってきました。
走りながら、少しでも長く遠くへ行けるペダリングを身に着けていきたいと思います。