今年は、娘が富士山へ登ろうと言うので行ってきました。
私も4年ぶりですが、娘は11年ぶりです
私は、20年前に初めて登って、今回で山頂へたどり着いたのが5度目です。
その間、4回天候が悪くて山頂までは行けずに引き返しています。
娘は、小学3年生の時に途中泊なしの弾丸登山をさせたら、山頂で高山病になり辛い思いをしたのがトラウマとなっていましたが、大学生で体力もできて登りたくなったようです
そう言えば、私も始めて登った時には辛くて二度と登るかと思ったのですが、何年かして登りたくなった気がします。
8月中は人が多いので9月に入って2日くらにと予定していたのですが、台風やら秋雨前線やらでなかなか決行できません。
が、日程的にも限界になってきたので、とりあえず4日の夜に家を出て天気を見ながら登ることにしました。
4日の夜は、すごい雨と雷でしたが朝には陽がさしてきました。
予報では、夜には回復して山頂もよい天気の予報です。
日帰り温泉「花の湯」で夜まで仮眠を取ることに。
ここは、新富士ICを降りて139号線から登山道方面へ曲がる角に有るのでアクセスも便利ですし、朝まで開いているので宿泊することもできます。
夕方6時に出て、途中で食事を済ませ登山用の食料と水を調達して5合目駐車場へ。
スマホでは写真が撮れませんが、快晴でこれでもかと言うくらいに星が見えます。
駿河湾方面の夜景(肉眼では綺麗なんですけどね)
次はどこでトイレに行けるか分かりませんので、出発して直ぐのトイレに。
5合目の山小屋横の登山道が進入禁止の看板でバリケードされています。
すき間をくぐって通り抜け。
9月2日で閉山なので、その後は「自己責任でね」と言うことです。
山小屋も、閉山後どんどん締まっていきますので、特に夜の登山はそれなりの寒さ対策や食料、飲料は必須です。
営業していた山小屋は、5合目と9合目だけでした。
(夜は、どこも開いていませんからね。9合目のトイレは200円入れるとドアが開いて使えました。
下りは6合目は冬支度作業中でしたが、トイレは使えました。7合目は検索サイトでは営業になっていましたがトイレも使えませんでした)
今回は娘と二人ですし、悪天候明けをみんな待っていたのか、夜登る人もちらほらいてライトがあちこちで見えて全く寂しくありません。
(前回は、見渡す限り全く明かりも見えず、霧が出てきて「こんな所によく一人でいるもんだ」とちょっと怖かった覚えがあります)
山小屋ごとに少し休憩をとりますが、止まると凍えそうな寒さ。
娘も快調そうなので背中に使い捨てカイロを貼って、給水程度の休憩で出発。
ゆっくりペースで登っていましたが休憩時間が少なかったので、2時前に9合目に到着してしまいました。
とりあえず、200円払ってトイレへ
止まると寒いし、山頂は余計に寒いしどうしようと?
と思っていたら自販機が動いている
しかも、温かい飲み物がある
(下界の120円は400円です)
背に腹は代えられないので、ホットドリンクで体をあっためていると
また幸運なことに、山小屋がオープン!
3時頃になると、山小屋も暖をとる人でいっぱいになり、次の人が入れなくなってきましたので「出てください」と言われて行動開始。
ペースが良すぎたせいか、歩いているとすこし頭がくらくらします。
前回までは9合を越えるとかなりしんどかったのですが、今回は自転車のおかげか殆どしんどさは有りません。
冷た~い風が台風並みに吹いてます。
日の出まで、浅間神社の建物のすき間で風よけ。
明るくなってきましたが、日の出方向は「どんな高さ?!」ってくらい厚い雲です。
寒くて朝日岳まで移動する元気が有りませんので、山影がちょっと邪魔。
日の出は5時10分の予定ですが、雲があってなかなかご来光が拝めません。
しかし、雲海が綺麗
凍えそうだったので、早々に陽の当たるところまで下山開始。
下りは登りと比べると楽で早いのですが、足への負担は大きいです。
靴をしっかり合わせていかないと、つま先が痛くなったりします。
昔から膝に持病がある娘は、痛みが出て辛そうでした。
8時半頃に5合目駐車場到着しました。
娘は「もう二度と登らん」と言っていましたが、膝を治してまた登ろ。
来年も機会が有れば、登りたい。
同級生とも登ろうと言って、実現していないし。
お袋も一度登ってみたいと言っているので、その時は開山中に吉田口から途中1泊の丸2日計画を立てないとな。
来年からは、もっと混むんだろうな。