呼吸

サイスポ今月号の「力を速さに換える術」と言う記事の中で、カンチェッラーラのプロ契約前に計測した最大酸素摂取量の値が、85ml/kg/分だったと書かれていましたが、これって調べてみると凄い数字ですね。

最大酸素摂取量は、体重1kg当り1分間にどれだけの酸素を摂取できるのかの値。例えば、スピードを上げていくとどんどんと酸素の摂取量が増えていきますが、やがてこれ以上取り込むことが出来なくなるところの値です。高いほど持久力がある体だと言うことらしいです。

因みに、マラソンの川内選手が82、瀬古選手が84で競走馬になると150~170なんだそうです(^^)
値は、体重1Kg辺りの摂取量なので瀬古選手とカンチェッラーラは同じ値ですが、おそらく体重がかなり違うでしょうから、カンチェッラーラの数値が馬には敵いませんがどんだけ凄いか分ると思います。
一般人の基準値はこんな感じ。
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で、なんでこんな投稿になっているかと言うと、1月ほど前に秘伝という武道系の雑誌を読んでいたら、人の動きについて面白い特集があって(詳しくは次回に書きます)そこから、呼吸について色々と調べていたところでタイミング良くこの記事があったので書いていると言う訳です。

人がものを考えたり、体を動かすには酸素が必要です。高いパフォーマンスをしようとすると、より多くの酸素を取り入れないといけません。

しかし、アスリート以外の一般人がこの酸素摂取量を気にすることってあまりないと思いますが、健康を保つにも、子供の体力や学力を向上させるにも大変というか一番重要なことの様です。

では、どうすれば酸素摂取量を増やせるかですが、普段からちゃんとした複式呼吸を心がけることです。現代の生活では、正座をすることもほとんどなくなり、背筋を伸ばして正しい姿勢ができなくなっています。逆に子供はテレビゲームで、大人は車の運転、デスクワーク、パソコンなどなど胸を閉じる動きばかりの生活になっています。胸を閉じて猫背の様な状態で筋肉が緊張したままの姿勢を続けているので、そのまま体が固まってしまいます。これでは、深い呼吸などできる訳がありませんね。

まず、固まってしまった体をストレッチで柔らかくして、正しい姿勢でしっかり横隔膜を動かして、深い呼吸をするトレーニングしてやらないといけません。固まりをほぐせば、歪みも解消されて各部分の痛みや凝りも解消されていきます。

正座で、骨盤を前傾気味にして腹で呼吸をして発声をしてみてください。自分の声が変わるのが分ると思います。腹から声を出すと、今までと、通り、重さ、響きが全く違いますよね。
それが、正しい呼吸姿勢です。
余談ですが、これをやると美輪明宏の発声がどんだけ凄いか分ります。普段、話している声も腹の底から出ているんだなぁと。(次回に書きますが、何か見えるのも分る気がします(^^; )

武道の達人(相手の体に少し触れただけで、倒してしまう方々)に言わせると、頸椎から座骨、尾骨に至るまで一つ一つの骨の動きを感じ取りながら、魚の様にしなやかに動かせないと本来人間が持っているパフォーマンスを発揮いすることはできないそうです。

自転車を漕ぐのも、鞭の様に上半身を使えて軸をぶらすことなく、インナーマッスルでペダリングをすることが出来れば、持てるパワーをフルに活用できるようになるんでしょうね。

最近は、パワーメーターがホビーライダーにも使われるようになってきましたが、こんだけパワーが出た!ではなく、このスピードまでこんなに少ないパワーで到達した!って使い方が理想って感じでしょうか。

人の体もペダリングも終わりのない奥深さで、どんどん自転車が楽しくなりますね(^O^)/


2 Comments

  1. おお、深い話ですね。
    自転車に乗る時の姿勢も、ぐっと背筋を伸ばして、肩を広げると、肺が開きます。意識的にそうすると酸素が体にまわって楽になることがよくありますね。

    私は猫背なので、普段から気をつけないと駄目ですね。

    • 走っていると、いつの間にか肩も腕もガチガチに力が入ってしまっています。
      いかんと思って、脱力して胸を広げると呼吸が楽になったり、スッーっとペダルが軽くなる瞬間がありますね。
      最近、古武道系の本を色々と読んでいますが、人間の体って潜在した力が沢山あって、本当に面白いです。

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