誰にでも必ず訪れる事だが

この投稿は、家族の死について記録しています。容態など書いてますので不快に思われる方もあるかと思います。ご注意ください。

母が、24日の12時21日に息をひきとりました。

19日の16時半頃に、実家の階段から落ちて頭を強打した様です。
階段と言っても、実家は木造平屋で「つし」と呼ばれる屋根裏物置へ上る梯子程の急角度の階段で、下はコンクリートの土間です。
義姉の声で、兄が駆け付けると土間に仰向けで倒れていたのですが、兄が救急車を通りまで迎えに行っている間に、自分で歩いて布団まで移動した様です。が、救急隊の問いかけに自分が落ちたという記憶は無かったと言う事でした。

18時30分に兄から救急車で運ばれたと連絡があって、病院に駆け付けて暫くすると検査が終わってベッドで運ばれるところでした。
兄と「分かるか?」と声を掛けると、て手を上げて「分かるよ」としっかり返事をしていましたし、頭蓋骨の内側に薄く出血があるものの大丈夫だろうという事だったので、とりあえず安心して二人で帰ってきました。

帰って、いつもなら風呂上がりに一本飲むところですが、もしもの事が有るといけないと思い控えておいたら、22時34分にまた兄から容態が急変したから緊急手術をすると連絡があり、また駆け付けるともう手術室へ入った後でした。

内部の両側から出血があり、開頭して圧迫している血液を抜いて止血するとのですが、両側を一度に行う事は無理との説明があり、かなり容態は悪いようでした。
手術は、2時間から3時間かかるとのことだったので、ICUの待合室で祈りながら待っていると、2時前だったと思いますが手術が終わった先生から出血状態の写真を見ながら、開頭をしたけど出血が止められないので、もう手の施しようが無いとの説明を受けました。今日1日もてばいいだろうと告知されましたが、呆然として苦しまない様にお願いするだけでした。

圧迫を避けるため、開頭した左は骨を入れないまま、右はチューブが繋がった状態で、意識はありません。

ICUは、面会制限が厳しいので兄と私の家族だけに連絡したのですが、川崎にいる娘に10時過ぎまで連絡がとれずに、間に合わないかなと思っていたら、ここから母が頑張ります。

翌日にも、あと24時間が限界だろうと言われながら、兄と娘といつ容態が急変してもいいように、ICUのベンチに泊り込み、昼間は兄の子供達も交替しながら足首を動かして血液の流れをよくしようとしていると、母も感じとっているのか血圧も心拍も徐々に上がってきます。

余りにも母が頑張ってるので、月曜日には病院にお願いして母の兄妹にも面会してもらいました。

そして、安定をしてきたので火曜日に面会が自由な個室へ移動して、3.8度まで下がっていた体温も6.4度と平熱に回復。
夜も、兄と交替して家に帰る事に。

これは、正月越せるんじゃないかなと思っていたら、かなりショックを受けてる感なので詳しく容態を伝えていない父が、「このままやとこいつ寝正月やな」と言うので、娘と大笑いしながら涙がこぼれて来ます。

そして、近所に住む従姉妹達も見舞いに来てくれて、孫たちに一生懸命に足ポンプをして貰いながら、病院にいる間、殆ど苦しい姿も見せずに24日の12時21分に息をひきとりました。
12日に、81歳になったばかりでした。
兄の長男だけは、職場から駆け付けてくれましたが間に合わず可哀相でしたが、それまで十分に看病してくれたので、母も喜んでいると思います。

前日には、グラウンドゴルフに行っていましたし、当日の昼間も畑で草取りをしていました。歯医者に行っているくらいでさほど悪いところもなく本当に元気でした。事故の30分位前に犬を連れて実家の犬と遊ばせに行った時に、母達の部屋を覗こうかなと思いながら、声を掛ける事なく帰ってしまったので、あの時に声を掛けていれば状況も変わっていたのかもしれいなどと無念も残りますが、
母は、最後まで本当によく頑張ってくれました。
手術後一度も意識が戻る事は有りませんでしたが、足を触っていると反応が有ったり涙を流したり、医学的には違うんでしょうが分かってるじゃないかと思いながら看病ができました。
私たち兄弟も孫たちも5日間、一緒に頑張れたと言う思いを持てましたし、個室に移った時には奇跡が起きる事を祈りましたが、覚悟の期間を与えてもらう事が出来ました。
我慢強く、芯の強い母でした。
ありがとう。

通夜、告別式と沢山の方々に見送って頂いて、喜んでいると思います。
これまでお世話になった皆様、本当にありがとうございました。

宗教的な意味ではなく??、喪が明けるまでは自分に制限をかけておきたいので、漕ぎ出しは封印したいと思います。
皆さま、喪明けにはまた一緒によろしくお願いします<m(__)m>


6 Comments

    • 今年も、色々とお世話になりました。
      また、来年もよろしくお願いします。
      忘年会、行きたかったぁ~

  1. お悔やみ申し上げます

    このようなご事情があったとは…

    封印解けましたら、
    また一緒に走りましょう

    • ありがとうございます。
      なんか今シーズンは、早く春がやってくる感じですね。
      また、一緒にお願いします。

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